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「金継ぎ」と「ぼろ」:繕う「わびさび」

「金継ぎ」と「ぼろ」:繕う「わびさび」

「金継ぎ」と「ぼろ」:繕う「わびさび」   日本の「繕う」という美意識 日本には「わびさび」という美意識がありますが、その概念を形成する一つに傷跡や修復跡を繕い、それら修復跡を楽しむ文化が存在しています。 陶磁器では金継ぎによるひびの修復、布では穴が空いた衣類等を継ぎはぎするボロが有名でしょう。サステイナブルという文脈で現在世界から再評価を受ける「繕う」という考え方が、どのようなものでどの...
東北の美しい湖:猪苗代湖、裏磐梯

東北の美しい湖:猪苗代湖、裏磐梯

「東北の美しい湖:猪苗代湖、裏磐梯」   「湖がある街へ」 今回の旅の目的地は東北一大きな湖、猪苗代湖。湖を眺めていると、その静寂が漂う水面や周囲の山や森が相まった景観に、安らぎと心の落ち着きを覚えます。湖畔の街づくりについても興味があり、猪苗代湖の近くにある磐梯山周辺の地域も巡ろうと福島へ行ってきました。 「猪苗代湖の物語」 猪苗代湖は日本で4番目に大きい湖として知られますが、猪苗代...
泰山製陶所とその芸術作品

泰山製陶所とその芸術作品

日本から発信するタイル建築 日本の建築と言えば、木造や近年ではコンクリートの打ちっぱなしといったようなシンプルかつ洗練されたものをイメージします。 一方で、欧米で使われるようなタイルを用いた建築はあまり取りだたされることは無いように思います。日本の陶磁器の歴史ある技術があれば、タイルも非常に美しいものが作れるはずであり、明治期や大正期にかけて「秦山タイル」というタイルメーカーが優れた建築装...
骨董・古道具の世界「古道具坂田と武相荘」

骨董・古道具の世界「古道具坂田と武相荘」

骨董・古道具の世界「古道具坂田と武相荘」 「古道具坂田と白洲正子」 日本には優れた工芸品や古道具を見つけ出し、日本や世界にその価値や美的感性の基準を提案してきた先人達がいます。 そんな先人達の中でも、ひと際独自の美的基準を追い求め続けた2人の先駆者をご紹介します。美術館や記念館といった形でその方たちの選んだ作品や住まい方を実際に見ることもできますので、是非足を運んでみて下さい。 東京古道...
狭山の新茶を求めて

狭山の新茶を求めて

「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」 5月頭、東京からも程近い埼玉県狭山へ向かいました。狭山では一番茶の収穫は主に4月から5月にかけて行われます。静岡茶、宇治茶と並んで日本三代銘茶の1つと名高い「狭山茶」とは? 「恵まれた気候条件や土壌によって清らかな味に」 狭山茶は、日本の茶の栽培地域のひとつである埼玉県狭山市周辺で栽培されています。周辺地域は武蔵野台地と呼ばれ、大昔に川に...
月とともに過ごす、日本の秋 ――月見の歴史とその魅力

月とともに過ごす、日本の秋 ――月見の歴史とその魅力

月とともに過ごす、日本の秋 月見の歴史とその魅力 平安から続く月見の歴史 月見とは日本の伝統的な行事で、秋の夜空に浮かぶ美しい月を愛でる風習です。月を見るという風習は日本では縄文時代からあったといわれます。月は夜を治める神として信仰されてきました。その後、名月を観賞するという風習は平安初期に中国唐から伝わったとされています。その頃から月は和歌のテーマとして長く愛されてきました。月の光は今も...
竹の利用と歴史

竹の利用と歴史

竹の利用と歴史:古代から現代までの進化   竹は木材や石材と同じように、古くから様々な用途に用いられてきました。その歴史は縄文時代にまでさかのぼります。底面に網代(あじろ)の痕がついた縄文式土器が発掘されたり、青森県の是川遺跡から竹で編んだ器に漆を塗り重ねた籃胎漆器(らんたいしっき)が出土したりしています。 竹は腐朽しやすい性質から、生活道具としての竹工品はほとんど残っていませんが、正倉院...
日本の伝統工芸品が抱える課題

日本の伝統工芸品が抱える課題

日本の工芸品が抱える課題 歴史がありかつ世界的にも技術力が優れた手工芸品が日本にはたくさんあります。その一方で、我々の普段目にする日常に日本の工芸品が少ないことを考えると、日本の工芸品が岐路に立っているということを理解するには十分でしょう。   具体的な課題 各産地が直面している主な課題は3つあります。 それは「需要の減少」、「後継者の不足」、「原材料・用具の不足」です。需要の減少により経...
中世から続く日本六古窯

中世から続く日本六古窯

日本六古窯とは 「日本六古窯」とは、中世から現在に至るまで続く陶磁器窯の代表として称される越前、瀬戸、常滑、信楽、丹波、備前の6つの窯を総称するもので、昭和23年に小山冨士夫氏によって命名され、平成29年には「日本遺産」に認定されました。それぞれの窯はその地域の風土や土・経済環境に影響を受けながらそれぞれが歴史ある唯一無二の陶磁器へと熟成されていきました。 出所:旅する、千年、六古窯よ...