OBORO LOCAL PROJECT

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日本の工芸品が抱える課題


歴史がありかつ世界的にも技術力が優れた手工芸品が日本にはたくさんあります。その一方で、我々の普段目にする日常に日本の工芸品が少ないことを考えると、日本の工芸品が岐路に立っているということを理解するには十分でしょう。

 

具体的な課題

各産地が直面している主な課題は3つあります。

それは「需要の減少」、「後継者の不足」、「原材料・用具の不足」です。需要の減少により経済的余力が不足し、技術継承のための雇用が難しい状況や、需要減少に伴う供給者の事業縮小により原材料・用具の確保が困難といったように、3つの課題は関連しながら抜け出すことができない不のスパイラルを形成しています。結果として、さらなる需要の減少と後継者不足、原材料・用具の不足が起こります。これらの課題は総合的に解決されない限り、伝統工芸品の製造や技術の継承が途絶える可能性があるとも言えます。

課題を踏まえた足元の打ち手と示唆

需要の減少に対しては海外も含めた販路の拡大、後継者不足に関してはVR/AR等デジタルを活用した教育環境構築や機械との適度な作業分担等個別の解決策は多く模索されており、様々な伝統工芸製作者や事業ノウハウや技術をもつ会社との連携はさかんになされています。

一方で懸念される点としては、日本の工芸品が生活から切り離され、日常生活において使用するイメージが希薄なまま工芸品を持ち上げ、世界に販売していくというように作品がもつ機能や美意識が形骸化することにあります。

再度日本の美意識に根をおいた情報や作品の選定・発信及び現代の生活への融合を行うことで、根本にある日本の工芸品の課題が解決できると思っております。

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日本に根付いた文化、精神、技。現代を生きるヒントとなる禅の教え。日出る神秘の国で今も受け継がれるモノ・コトとは?

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